最近読んだ本

自宅にて

自宅にて

ポルノ・グラフィティのギター&作詞・ハルイチのエッセイ。この人の詞は独創的で、驚かせるものが多いので好き。
特にミュージック・アワーを初めて聴いた時「やられたー! こんな(表現)方法があったとはー ( ̄□ ̄;)」と度肝を抜かれた。また以前一緒にギターをやっていた女の子が「サウダージほど女心をリアルに表現した歌はない!」と絶賛していた。
で本屋でたまたまこの本を発見し、迷わず購入! あんな詞を書ける人がどんなことを語るのか興味津々やった♪ (人 ̄▽ ̄) で、内容は・・・


_| ̄|○



いくらなんでもこれは手を抜きすぎじゃ。。。。
本人も言っているが、「締め切りギリギリになるまで書けない」感が丸出しで、話のほとんどが「締め切りに追われて慌てて書いた」というものばかり。だから内容もほとんど雑記程度やし、その日のスケジュールだけ書いたものとか、心に残ることは何も書いていない(というか最初から書く気がなかったのか)。
余程のファンならこれで喜ぶんじゃろうが、読み物としては何の魅力もない。期待していた分、失望感倍増。。。
とっとと古本屋に売りに行こう。

日本の伝統 (知恵の森文庫)

日本の伝統 (知恵の森文庫)

例の学校の面接前に買って、今日ようやく読み終えた
「伝統とは、我々が現在において新しくつくるもの」の一文が印象的。
そう言えば面接の時、俺が製造業出身という事で面接官(理事)に「あなたの今までの製造で経験を活かし、その上に新しい作品を作って欲しい」と言われた。「伝統」や「伝統工芸」と言うと「古臭い・堅苦しい」というイメージが先行してしまうが、意外とそれに携わっている人達はそんな風に考えていないのかもしれない。
あと竜安寺などの石庭についても書かれてある。
借景式(庭の外の眺めを取り入れ、外の自然美と内の人工美との調和を楽しむ様式)で考えると、石庭もまた別の趣で見れるかも。
しかし「『伝統』とはなにか?」「『伝統工芸』とはなにか?」というのは、今後勉強していく上で大きなテーマになりそうじゃ。